普段パソコンやスマホを利用されている方であれば、
OSやアプリの「サポート期間」という言葉を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
なんとなく『アプリを利用できる期間でしょ~』と認識されている方も多いと思いますが、
サポート期間には細かい種類や期間が切れた場合のリスクなども存在します。
今回の記事では、
この「サポート期間」の概要と種類をカンタンに分かりやすく解説していきたいと思います。
サポート期間とは?
多くのOSやアプリなどに設けられているサポート期間。
一言で説明すると
「機能の追加やアップデートなどの保守サービスを受けられる期間」
のことです。
定められた期間内であれば、新機能の追加やアップデート・問い合わせなどに応じますよ~
というものですね。
期間の長さや受けられるサポート内容は各サービスによって異なりますが、
5~10年程度の期間を設けられているものが多いです。
詳細はご利用中のサービスの公式HPなどからチェックしてみてください!
サポート期間の種類(通常サポート、延長サポート etc…)
サポート期間は多くの場合、
・通常サポート(標準サポート、メインストリームサポート)
・延長サポート(限定サポート)
の2つの期間に分けられています。
通常サポートとは
標準サポートやメインストリームサポートとも言われます。
▼受けられる主なサポート
・新機能の追加
・既存機能のアップデート
・脆弱性に対する更新プログラム配布(セキュリティ面のアップデート)
・電話やメール等での問い合わせ対応
etc…
※サービスによって異なります
サポート内容の詳細はサービスにより異なりますが、
随時更新される新機能の追加や問い合わせ対応などのサポートを受けることが出来ます。
延長サポートとは
限定サポートとも言われます。
▼受けられる主なサポート
・脆弱性に対する更新プログラム配布(セキュリティ面のアップデート)
※サービスによって異なります
延長サポート期間に入ると、脆弱性に対するセキュリティ対策が中心となり
仕様変更や新機能の追加、問い合わせ対応のサポートが受けられなくなる場合が多いです。
サポート期間が終了するとどうなる?
基本的にサポート期間が終了しても利用し続けることは可能です。
しかし、サポート期間終了=製造元がメンテナンスなどを行わなくなったということなので
様々なリスクや不具合が生じてきます。
ウイルスに感染する可能性
コンピューターウイルスは、
OSやソフトウェアの脆弱性を狙って日々進化し攻撃してきます。
サポート期間が切れた場合、新しい脅威に対応できなくなると同時に
ウイルスの格好の標的となるため非常に危険です。
クレジットカードなどの個人情報を盗み取られたり、
知らない間にサイバー攻撃の踏み台にされてしまう可能性、
同じネットワーク上の他の機器を危険にさらしてしまう場合もあります。
新しいソフトウェアなどが使えなくなる可能性
OSやアプリのサポート期間が切れてしまうと、
サポート期間が終了してからリリースされたソフトウェアやハードウェアが
使えなくなる可能性があります。
プリンターなどの周辺機器が使えなくなったり、
使えたとしてもエラーが出た場合サポートが受けられなかったり…
なにかと不具合が出てきてしまいます。
延長サポート期間中は「移行期間」と捉え、
新しいOSの導入やアプリの切り替えなどを検討していきましょう。
まとめ
今回はOSやアプリの「サポート期間」について解説しました。
ポイントをおさらいすると次の4点です。
・サポート期間とは「機能の追加やアップデートなどの保守サービスを受けられる期間」のこと
・「通常サポート」は、新機能追加や問い合わせ対応など手厚いサポートが受けられる
・「延長サポート」は、セキュリティ面の更新のみがサポートとして受けられる場合が多い
・サポート期間が切れると、ウイルス感染のリスクや周辺機器が使用できなくなる可能性がある
サポート期間の概要や種類を理解しておくことで、
ウイルス感染のリスクを回避できたり
スムーズにOSや機器の移行をすることができます!
是非お使いのサービスのサポート期間や内容を確認してみてください!