ヘルプデスク対応の中で、渡されたUSBメモリに4GB以上の動画ファイルを入れようとすると「ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」というエラーが表示されました。
USBメモリ自体は8GBなので「おかしいなぁ」と思ったのですが、原因はUSBメモリのフォーマット形式がFAT32だったからでした。
フォーマット形式とは
USBメモリ内にデータを保存する際に、どのようにデータを保存するかを定義したものをフォーマット形式といいます。
FAT32、NTFS、exFAT等、様々な種類がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

「ファイルシステム」とも言うよ
エラーの原因 FAT32
フォーマット形式は技術の進歩によりいろいろな種類が出ていますが、今回発生したエラーの原因はUSBのフォーマット形式がFAT32だったからでした。
FAT32自体は、98等の古いWindows、Mac、Linuxに対応しており汎用性が高いですが、1つのファイルが4GBを超えるデータは保存できません。



購入したUSBメモリは大体FAT32形式だよ。余計なお世話
USBメモリのフォーマット
FAT形式のUSBメモリに1ファイル4GB以上のデータを保存するためには、フォーマット形式を変更する必要があります。
フォーマットを行うと保存されているデータが消去されるので、事前にデータのバックアップを取っておいてください。


エクスプローラー上で、対象のUSBメモリを右クリックして「フォーマット」を選択してください。


ファイルシステムがFAT32となっているのを、プルダウンの中からNTFSまたはexFATを選択して、メニューの下部にある開始をクリックしたください。
少し待つとフォーマットが完了してフォーマット形式が変更されます。



フォーマット形式によるデータが認識されないトラブルは意外と盲点なので、忘れないようにしたいです!