PDFに閲覧期限を設定する方法について

本記事はAdobeAcrobatPro(有料版)の機能を使ってPDFに閲覧期限を設定する方法についてご紹介します。

手順1

閲覧期限の設定をするPDFを開き、画面右側に表示されるメニューアイコンより[フォームを準備]をクリックしてください。

手順2

[開始]をクリックしてください。

手順3

[OK]のアイコンをクリックしてください。

手順4

マウスをドラッグしたまま隠したい部分を選択してください。

ここで作成された「フィールド名」は重要です!
この段階でフィールド名をコピーしておくことをオススメします。

PDFのページが複数枚ある場合は、作成したフィールドをコピーして2ページ目以降に貼り付けることが可能です。

手順5

[表示]→[表示切り替え]→[ナビゲーションパネル]→[ページサムネール]の順にクリックしてください。

手順6

[ページサムネール]上に表示されたページを右クリックし、[ページのプロパティ]をクリックしてください。

手順7

アクションタブを開き、[トリガーを選択]は[ページを開く]を選択し、[アクションを選択]は[JavaScriptを実行]を選択し最後に[追加(A)]をクリックしてください。

手順8

開かれた[JavaScriptエディター]に次のコマンドをコピーして貼り付けて最後に[OK]をクリックしてください。

次のコマンドをコピー&ペーストしてください。

var myDate = “2023/12/01“; //有効期限
var fieldprefix = “Button1“; // テキストフィールド名の接頭語
var message = “This document is expired.”; //警告メッセージ
var d = new Date();
var s = “yyyy/mm/dd”;if (myDate < util.printd(s, d)) {
// 有効期限を過ぎている場合は白紙表示
var myField = this.getField(fieldprefix);
myField.display = display.visible;
app.alert(message);} else {
// 有効期限内ならフィールドを表示しない
var myField = this.getField(fieldprefix);
myField.display = display.hidden;
}

※赤文字は任意で変更してください。この日付が過ぎると、PDFの本文を見られなくなります。
※「Button1」は先ほど上記【手順4】でコピーをオススメしたフィールド名です。
 この値がフィールド名と一致しないと、正常に完了しないのでご注意ください!

手順9

[OK]をクリックしてください。

手順10

[ファイル]→[名前を付けて保存]をクリックし、任意の場所に保存してください。

設定は以上です。
ちなみに私は検証で、すでに過ぎている日付を設定して本当に閲覧できなくなるのか確認してみました。
ご参考まで。

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